だが待ってほしい早計ではないか通信(フリーライター三品純)

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カルチャー備忘録「美味しんぼ症候群」

鳩山由紀夫総理大臣が、普天間基地についての
対応に対して多くの人びとに批判されている。
しかし、その批判、非難、攻撃は、
鳩山由紀夫氏が受けるべき物なのだろうか。
考えて貰いたい。沖縄を米軍の基地にしたのは誰なのか。
それは、昭和天皇である。
昭和天皇が「沖縄にずっとアメリカ軍に存在して貰いたい」
といったのが始まりではないのか。
昭和天皇の沖縄についての発言は、
いちいち、私はここで挙げないが,様々な文書で明らかにされている。
http://kariyatetsu.com/nikki/1228.php

すでにニュースサイト、ブログでも話題になっている
「美味しんぼ」の雁屋哲氏の美味しんぼ日記の記述。
雁屋節健在といった感じで期待を裏切らない内容に
なっています。
かつて本作に熱中した私としてはこうした論考も
雁屋ワールドとして楽しんでいるところで
「UFO戦士 ダイアポロン」(氏の原作のアニメ、
なかなか味わいのあるOP、ED)
を口ずさみながら日記を拝読しておる次第です。

もともと美味しんぼの初期は「既存の食における権威」
へ一石を投じるところに立脚していました。
フォアグラを賛美する食通にはアン肝。
カツオの叩きにはマヨネーズ。
寿司は女性の板前が握っても美味しい。
中華街のガイドブックは鵜呑みにすんな。

和洋中に限らず従来の常識や見識に囚われない
食を提起するところに初期の魅力があったと思います。

ところがいつしか国際問題から夫婦喧嘩まで
食べ物で解決するという本作の定番のテーマに
変質していき、続々と政治問題へ介入、
殊更、「朝鮮半島」「反戦」「沖縄」のエッセンスが
どんどん注入されました。


その分岐点となったもの。おそらくですが
22巻「韓国食試合」にあったと思います。
こんなストーリーです。

韓国で肉料理対決をすることになった。
ひょんなことから
韓国人の老人を怪我させてしまった。
話を聞くと老人は強制連行され高知県に
連れて行かれた過去を持っていた。
日本人として恥ずかしい。
そして対決の日がくる。
料理のアイデアが思い浮かばない。
そういやあの老人が高知県にいた。
ああ高知といえばカツオのタタキ。
牛肉をタタキ風にしよう。
韓国人絶賛。

こういう流れだったと思います。
いかに美味しんぼファンでもこの強引さには
いささか驚いて読んだ記憶があります。
これ以降、本作は左翼色を強めて
いくことになります。
おそらく「社会派」という評価に
雁屋氏も手ごたえを感じたゆえでしょうか。

そして雁屋氏自身も相応の知識の蓄積
を続けていったためか、連載が続くほどに
また新たな歴史問題、政治イシューを
盛り込んでいきます。

私としては
「雁屋先生、今度はシナ表記っすか」
と楽しみにしておりました。
個人的にはこうした現象を
「美味しんぼ症候群」と名づけたものです。
これは雁屋氏に限らず
左派文化人の一部に共通しているのですが
自身が認識していなかった「あるイシュー」を
知ると、従来それを訴えてきた活動家や文化人
よりも声が大きくなる現象であります。
特に40歳辺りをすぎて
「目覚めた人」は厄介です。
なまじ”乗り遅れた感”があるから
とかく感傷、感情的になりがち。
しかも困ったことに得ている知識が
古く、中にはすでに否定されている
情報であっても「事実」として扱ってしまう。

>いちいち、私はここで挙げないが,様々な文書で明らかにされている

それで大先生の日記で気になったのはこの部分です。
大変失礼ですが
たぶん先生、直に文書を見たのではなく
孫引きどころか、ひひひひひ孫引きくらいの
情報収集だったんだろうなあ、というのは
雁屋マニアならば容易に想像できます。

ああそれにしても
「トンカツ慕情」とかそんな作品を書いて
いたらもっと真っ当なグルメ漫画家として
尊敬されたろうに。
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[ 2010年05月06日 22:58 ] カテゴリ:プロ市民 | TB(0) | CM(0)
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