だが待ってほしい早計ではないか通信(フリーライター三品純)

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「アポジ聞かせてあの日のことを」に思う

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大阪在住の同和問題、在日コリアン問題の事情通氏からご紹介
頂いた『アポジ聞かせてあの日のことを』(民団青年会)が
想像以上にとてつもない内容で衝撃を受けました。
大手メディアで散見される在日コリアンをめぐる通説とは
全く違う話が、「在日」のアポジたちによって語られています。

Q徴用された方で、契約書をとりかわさなかった方、その理由、
状況をお話し下さい。

などの問いに対して複数の方が回答するという構成ですが
この質問に対しては

茨城 男 66 慶北 ’39(渡日の西暦)
・知り合いの人がいて、仕事がしたいので何かないかと警察に行き、そこで
日本に行ったらと言われてきた。

中には
大阪 男 57 慶北 ’43
・役場から強制的に働かされた。
放浪癖が有ったので区長から、
それなら日本へ行けと言われたので。


あれほど強制連行と叩き込まれてきた身としては、「放浪癖」という一語に
脱力感さえ抱いたわけです。
ツッコミどころとしてはこうしたアポジの証言よりも、むしろ
編集した民団の青年会が各項目ごとに独自の見解を出している点です。
なんともポジティブというか都合のいい解釈もできるものだと
感心さえしました。

後世にも伝えたい内容ですのでこれはおいおい報告するとともに
この書が作られた背景が面白いので「月刊同和と在日」にて
検証するとしましょう。

それで本誌の鳥取ループ編集長ともよく話すことですが
同和と在日問題についておそらくは永遠に消滅しないというのが
当編集部の予想です。

経験がない若い世代ほどより感情的、感傷的、ヒステリックに
「同和と在日』問題を語りがちだからです。
これは戦争の悲惨さを検証するに「はだしのゲンを読め」と
いう現象にほぼ相当します。

(例えばゲンのご近所の朴さんのお父さんが被爆する、と。
朴さんが焼けただれたお父さんを野戦病院に行くと、と。
野戦病院の軍医に朝鮮人じゃないか、と言われた、と。
治療を後回しにされ死んでしまった、と。
ただここではなぜ軍医が一目で朝鮮人と判断できたのか
なんら説明はありませんし、しかも焼けただれた負傷者を
見てどう判別できるのか謎です?
だだし、はだゲン系心情派の
反戦活動家にすれば書ききれなかった悲惨な話が
あるとかなんとかなんとでも反証が成り立ちます)
むしろこのような疑問を呈することは
現代社会においてこちらの方が”非国民”です。

すなわち「同和と在日」問題は
当時の資料や歴史的な背景よりも「声」や「観念」が
優先されるという事態は往々にしてあり、むしろ
こうした言説の方が主流である今、「アポジ聞かせてあの日のことを」
の内容も”なかったこと”にされてしまうでしょう。

経験のない世代が当事者よりも声が大きくなる
心情左翼における伝言ゲームが続く限りは
「月刊同和と在日」の出番も増えるでしょう。
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[ 2011年02月16日 03:49 ] カテゴリ:人権・平和 | TB(0) | CM(0)
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