だが待ってほしい早計ではないか通信(フリーライター三品純)

週刊誌、月刊誌などに寄稿した記事の 補足、追加取材ブログです。 ネットと雑誌メディアの融合を目指します。
だが待ってほしい早計ではないか通信(フリーライター三品純) TOP  >  スポンサー広告 >  示現舎 >  ホメオパシー療法に関する一考察

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --年--月--日 --:-- ] カテゴリ:スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ホメオパシー療法に関する一考察

赤旗にしては珍しい内容の記事が掲載されたので
ご紹介しておきます。

日本学術会議が、民間療法の「ホメオパシー」について、
「治療効果は科学的に明確に否定されてい」るとし、
「『効果がある』と称して治療に使用することは
厳に慎むべき行為」だとする会長談話を発表(24日)
したことが、話題を呼んでいます。

 談話は、「ホメオパシー」が医療関係者のなかで急速に
広がり、「ホメオパス」という施療者の養成学校までできている
現状を「科学の無視」と批判しています。日本の科学者を代表
する公的機関が疑似医療行為の排除を求めたことは、
重く受けとめる必要があります。

際立つ荒唐無稽ぶり
 「ホメオパシー」は、いまから200年ほど前、
まだ近代的な医療が確立する以前に、ドイツ人医師が生み出し、
欧米各国に広がりました。病気と似たような症状を引き起こす
物質を少しずつ使い、「自然治癒力」を触発するという触れ込みです。

 投与する「レメディー」(治療薬)は、「ある種の水」を
含ませた砂糖玉です。これでアレルギーも精神病も、がんも
治せるという魔法のような話です。この「水」は、植物、
昆虫、鉱物を極端なまでにくり返し薄めてつくります。
実際には元の物質など存在しない「ただの水」でしかありません。

 それでも効果があるという論者は「水が、かつて
物質が存在したという記憶を持っている」といいます。
「科学的な根拠がなく、荒唐無稽(むけい)としか言いようがない」
(談話)説明です。

 有名タレントが公的な場で「ホメオパシー」を推奨する
発言をするなどの動きもあり、「自然志向」とあいまって
流行現象が起きています。昨年10月には、頭蓋(ずがい)
内出血を防ぐためのビタミンKの代わりに「レメディー」を
与えられた生後2カ月の女児が死亡し、投与した助産師を
母親が提訴する問題も起きています。

 「ホメオパシー」は、当然受けるべき通常の医療から、
患者を遠ざける危険性があります。談話がいうように、
いまのうちにこれを排除する努力が行われなければ、
「自然に近い安全で有効な治療」という誤解が広がり、
欧米のような深刻な事態になりかねません。

 重い病に苦しむ人ほど、さまざまな民間療法、
健康食品などに救いを求めるものです。わらにもすがりたい
切ない思いからの行動が、結果として、効果が得られないだけでなく、
受けるべき治療を遅らせ、そのうえ大きな経済的負担まで強いられる
というのでは、患者にとっても、関係者にとっても悲劇です。
科学を無視するほど危ういことはありません。

政権の姿勢が問われる
 この問題では、民主党政権の姿勢も問われます。

 鳩山由紀夫前首相は1月の施政方針演説で、西洋医学と伝統医学の
「統合」の推進を表明しました。長妻昭厚労相は国会答弁で、
この伝統医学の中に「ホメオパシー」を位置づけることを明言しました
(1月28日、参院予算委員会)。さらに厚労省内に2月に設置された
「統合医療プロジェクトチーム」も、「ホメオパシー」を、
今後の検討の対象として明記しています。

 日本学術会議が会長談話でいましめた内容に、
文字通り逆行するものです。「ホメオパシー」を政府の名で公認し、
市民権を与えることへの懸念を禁じえません。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-08-30/2010083001_05_1.html



ホメオパシー療法(代替医療を含む)
はこれまで「バイブル商法」といわれる手法と
歩んできたといっても過言ではありません。

よく「●●でガンが消えた」「○○で糖尿病が治った」と
いう単行本を見かけたことはないでしょうか。
これは「バイブル本」と呼ばれるものでした。
本を読んでみると体験記や手記があって一種の感動物語
のようにつづられます。そして巻末には
「ガン対策研究会」(一例)のような連絡先が書かれ
そこに連絡すると高額な健康食品を勧められるというものです。

時には大手出版社の週刊誌PのS元編集長が執筆したり
赤旗の記事あるとおり、芸能人や文化人が広告塔に
なることもありました。
私が見聞きしたところではフリーアナウンサーのIさんに
単行本の帯見本を依頼すると約50万円のギャランティー
でした。一冊出すのに中堅出版でも1千万円ほどの
予算がかかります。

このバイブル本には様々な業界にメリットがありました。

①業者→出版することで商品自体にハク付けができる。
本自体が広告になる。顧客の囲い込みに最適。

②出版社→業者が買取してくれるから手堅い。

③医師→監修者になってギャラが入る。

④芸能人→仕事はないけど知名度はある人に最適の仕事。

ただ健康増進法が施行されて以来、この種の商法は壊滅
したといってもいいでしょう。
健康増進法下では体の部位を示す言葉、医学用語、「治った」
などの表現を禁じられた他、特定の連絡窓口に誘発する
行為も禁じられています。
一例を挙げると「ひざの痛みが消えた」。
この表現は一発レッドカードです。

そこで「もう階段は怖くない」とコピーを打つわけです。
階段の昇降は中高年の方にとって負担であるという
共通認識があるから、何のことは一目でわかります。


表現自体は工夫一つ。ただ問題は販売方法です。
そこで一時期、業者は何をしたかと言うと本の中には
一切、営業行為の本体となる連絡先は書きません。
製本された流通する前に、連絡先が明記された
カードやハガキをはさみます。

これはなかなかのアイデアで広告を出す際に代理店に
本を見せて審査を受ける時はいわゆる「商品に誘導する」
記述はないわけです。なにしろ連絡先類が
書かれたカードやハガキはないから審査もクリアできます。

ただもうこの手法もすでに絶滅種と見ていいでしょう。
その証拠に新聞の一面の書籍広告を見てください。
「アガリクス」だとか「フコイダン」といった文字は
まずお目にかかれないでしょう。

ただホメオパシー療法は非常に厄介です。
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-d8.pdf
日本学術会議の金澤一郎会長がこう声明を
出しておられます。
なるほどなあと思います。
ただ難しいのは
①医師の中にも代替医療やホメオパシーを推奨する人がいる。
②モグリ医師をどう摘発するのか。
③患者の中にも少なからずホメオパシー信奉者がいる。

さらに老若男女問わず”ピュア信仰”ともいえる人々の
存在も見逃せません。とにかく薬、現代医療、科学は
忌避すべきもので、人間本来の治癒力、自然の力といった
ものにすがる考え方です。この関係に一度、潜って取材を
したことがありますが湖にみんなで絶叫する姿は
壮絶でさえありました。みなうつに悩んだ人だとか
持病を持つとか、息子が引きこもりだとかそんな人々です。

湖でいくら騒いでも自身の不幸は何も変わらないと思います。
人間の自然治癒力といっても手術などを施して体力が回復して
からの話ではないでしょうか。

示現舎としても近い将来、この関係の危険性を告発する
本を出そうと思います。
スポンサーサイト
[ 2010年09月02日 11:44 ] カテゴリ:示現舎 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

さんぴん

Author:さんぴん
フリーライターをしております三品純と申します。
ブログ内の写真や資料などは出典を明記して頂ければ
自由にお使い頂いて結構です。

連絡先はjm347@nifty.com
090-2914-5069


検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。