だが待ってほしい早計ではないか通信(フリーライター三品純)

週刊誌、月刊誌などに寄稿した記事の 補足、追加取材ブログです。 ネットと雑誌メディアの融合を目指します。
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編集後記「人権侵害とは何を『侵害』したのか」

月刊「同和と在日」2012年11月号では、先月号からの続編をメインとしています。
続「同和と企業」 解放同盟に狙われたエイブルとパナホームこれは『エセ同和行為』じゃないか!

http://atamaga.jp/dz22

解放同盟の糾弾後、何が起きたのかをレポートしています。

これを踏まえて運動体、行政の方にお聞きしたいのですが、同和問題で
「人権侵害」が起きて本当に不利益が生じたのでしょうか?
これは何度も引き合いに出しますが、部落解放同盟滋賀県連の
同盟員名簿が約1千人分も流出したことがありましたが、
それで一体、どのような不利益が生じたのか、私は聞いたことがありません。

「琵琶湖で毎年10人自殺者がいるがこれも部落差別と考えている」と
同県連の幹部はかつて言いました。
では、名簿が流出したからひょっとしたら被害者がいるかもしれません。
これは大変だから警察も自治体も琵琶湖を総点検したらどうでしょうか。

その一方でニセモノの部落地名総鑑の流出が起きると、運動体もメディアも大騒ぎしました。
ところが本物とも言うべき名簿がネットで流出した時に
一般メディアでこれを報じたことがあったでしょうか。
また部落解放同盟から何らかの声明があったわけでもなく、「無視」でした。

面白いもので滋賀県連は、名簿が流出した各支部に
「内々」で謝罪していたそうです。もちろん「内々に」せざるをえないのは
よく理解できます。その辺りの事実関係はもう何も言いません。

しかし「一般住民の無関心が今日もなお根強く残る部落差別を助長する」
としてきた彼らの言説からすれば当然、流出した事実を
公に出して注意喚起をするべきです。

誰が書いたか分からない落書き、しかもなぜか人権週間が近づくと多発する落書き、
事実関係すら曖昧な差別発言、こういうことは表で大々的に
喧伝して、一方で都合の悪いことは「それはお前らに関係あらへん」というのは
ムシが良すぎます。

パナホーム糾弾でも糾弾でどのような学習や啓発があったのか
解放同盟、自治体に聞きました。


「無視」でした。

外部に言えない啓発と学習とは一体、どういうものでしょう。

そういうことが記事に書いていますので、ぜひご一読ください。

それから記事中では、過去、糾弾された企業の実例を出しています。
差別落書き事件の後、とある企業に何を求めたかというと
人権啓発の社内で進めるために

「解放新聞の購読部数を増やせ」

ということでした。
なるほどでは、差別落書きがあると解放新聞が売れるということで、
差し支えありませんね? 

ということは、人権侵害が起きると部落解放同盟が利する。
そう言っても過言ではありません。差別事件の時は彼らのにとっての柿入れ時という
ことがよく分かりました。

それに解放新聞を買えば人権意識は高まるものでしょうか。
裏返すと解放新聞を買いさえすれば差別事件は解決するという意味なのか。
1部買えば1%人権意識が高まるという意味なのか、部数が増えたら
差別はなくなるのか?

こういった視点も書いているからぜひご一読ください。


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[ 2012年10月28日 00:45 ] カテゴリ:示現舎 | TB(0) | CM(4)

月刊「同和と在日」2012年11月号発売しました!

エセ同和行為か!エイブル・パナホーム糾弾に絡む怪しい金の流れ
本誌「同和と在日」が全国放映!その裏側を報告。
知られざる神奈川同和事情。同和会の図書館とは。 他

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●続「同和と企業」 解放同盟に狙われたエイブルとパナホームこれは『エセ同和行為』じゃないか!
・ルネサス関西セミコンダクタの差別事件の場合
・糾弾という祭りの後でちゃっかり機関誌を売りつける!?
・研修会の当事者、奥田均氏を直撃!
●神奈川県三つ巴同和事情
・三つ巴の“神奈川方式”
・2003年の出資法違反事件は“詐欺事件”だった!?
・同和会の図書館が?
●本誌「同和と在日」が全国放映!個人情報保護とソフトウェア規制という愚民化政策
・全ては「苗字でポン!」から始まった
・アプリ版全国電話帳
・ツイッターの激烈な反応で露呈した個人情報保護法への大きな誤解
・突っ込みどころはそちらなのか?「全国電話帳」と「示現舎」が全国で放映される
・どちらがウイルスなのか?何とでも言えてしまうウイルス作成罪
●同和行政3方面バトル日記③
・大阪高裁判決 薄氷を踏む思いの、一部公開
・これは裁判官も苦笑い!?文書提出命令申し立ての罠
[ 2012年10月26日 21:49 ] カテゴリ:示現舎 | TB(0) | CM(0)

週刊朝日謝罪記事、そして糾弾はありえるのか?の記事について訂正します

http://soukeidehanaika.blog2.fc2.com/blog-entry-313.html
前エントリー「週刊朝日謝罪記事、そして糾弾はありえるのか?」
こちらの内容を一部撤回致します。
誠に申し訳ありませんでした。

朝日の件に限らず事実関係が異なる可能性が出てきました。
というよりも一連の橋下報道にこちらにとしても十分に伝えきれていなかったので
これは次々号あたりできちんと報告記事を出します。

とりあえず同和と在日の読者の方は今月のネタをお読み頂いてお待ちください。
もうすぐ発売です。

というか一応、ネットラジオみたいなイベントで報告できると思いますので
とりあえずは、もう少しいろいろな内情があることをお伝えしておきます。
[ 2012年10月25日 23:14 ] カテゴリ:同和問題 | TB(0) | CM(0)

週刊朝日謝罪記事、そして糾弾はありえるのか?

週刊朝日11月2日号に「ハシシタ奴の本性」の謝罪記事が掲載されました。
表紙の右上には「安倍自民いつか来た道」というタイトルが出ていますが
「ホラ、本当の敵はこっちこっち」と
いうメッセージなのでしょうか。

おわび記事自体は、無条件降伏というか
こんなものだろうなという内容でした。
本音を言うともうやったものだから
押し通して連載を続けるべきと思いますが
やはり「マスコミ」と「行政」にとって
同和とは最大の免罪符と考えると
打ち切りも止むえなかったのでしょう。

それからお詫びの趣旨はやはり地区の
特定を問題視しているようです。

そういえば数年前に八尾市の人権安中地域協議会の理事長が
逮捕されたましたけども、この事件もごく普通に報じられており
「そういう地域」と分かるようなものですが
結局は「地区の公開」が一般メディアにおける
最大の地雷原であることを痛感しました。

それよりも「お代は見てのお帰りに」という小倉千加子さんの
コラムで「不気味なのは、橋下の支持者たちが自分の殻に
閉じこもって顔を見せないことである。
彼らの多くが自分を誇示するのはツイッターの匿名世界だけである」
(佐野眞一本誌10月26日号)
と引用されているのが意外でした。

なんだか玉音放送が流れている時に
「本土決戦」と竹やりを持って
ルーズベルトの藁人形に突っ込んでいるというのか。
そんな感じでした。
とりあえず今週は、喪に服すという手もあるのでしょうか
せめてもの意地を見せたという方針なのか。
また橋下を批判しているのか、擁護しているのか
よく分からない内容でした。

さて問題は、これから部落解放同盟はどう動くのか?
専らの関心はそこです。

同盟内部からも朝日許さずといった声があるようだし、また
真面目な運動家ほどこのまま看過できないものと思います。
いかに政敵たる橋下市長とは言え、血筋を暴かれ地区を侮辱された
という怒りは強いでしょう。

では朝日の糾弾はありえるのか。
糾弾すれば
「朝日を許してはいけない」という運動家も納得するだろうし
同和にアレルギーがあっても「アンチ朝日」という立場の人からすれば
「しめしめ」という思惑もあるでしょう。

ですが私は、まず万に一つもないと予想します。

それをまずひも解くに当たりまず橋下市長の同和に対するスタンスを
整理する必要があります。
大阪府知事就任以来、橋下市長は同和事業の縮小を名言して、そして
市長に転身してからも事業自体の見直しは変わっていません。

先の市長選の頃、平松前市長と舌戦を繰り返した当時、
「平松は同和寄り」
という声が有権者からもネット上でも多く聞かれましたがこれは
間違いで平松路線であっても事業見直しは変わっていません。
市自体もすでに関市長時代から見直しに入っていたわけで。

しかし心情においての橋下市長は同和に対して一定の理解があります。
それが如実に表れたのが大阪府部落差別調査等規制等条例でした。

月刊「同和と在日」2011年2月号
●“ザル条例”大阪府部落差別調査等規制等条例に企業はどう向き合うべきか

これはぜひご一読頂きたい内容です。
タイトル通り同条例は、ザルそのもので極端なことを言うとこれから
私が大阪駅前のバスターミナル辺りで大阪の同和地区地図を配布しても
何ら条例に抵触しません。
ひょっとしたら道路交通法で処罰対象になる可能性はありますが、
少なくともこの条例で規制されることはありません。
ザル条例と題したのはこうした理由があります。

だからよく分かっている関係者はこの条例を批判していました。
それでも条例ができた背景には
「今なお土地差別がある。橋下さん分かっているな」
「おお、それは分かっている」
といういわば確認書であって、一種のガス抜き条例という見方もあります。

条例を批判した同盟員の人が上手いことを言って
「事業を打ち切る一方で心情的には同和に理解を示したい橋下氏の気持ちの表れ」
と言っていました。
事業を打ち切る橋下、しかし地区出身当事者であり
心情では理解を示す橋下、この2つの顔は、同盟内部でも評価が苦しいところでしょう。

しかし仮にアンチ橋下であっても「ハシシタ」などと言われ、地区を暴かれまた
いかにもすさんだ地域のように書かれた。
これは許せない思いがあるはず。

先に万に一つもないと言いましたが、これは正確に言うと少し違って
朝日サイドにまず「学習会」でもと持ちかければホイホイ応じると思います。
ここでポイントとなるのは、「新潮―文春もやってますがな」という
反論は通用しないことです。その辺りは人権と平和を愛する「朝日ブランド」とやらが
口が裂けても”言わせねえよ”というやつです。

対して解放同盟側としても鬱積した思いがあり、末端の同盟員からは突き上げが
あるかもしれません。しかしなにしろ前回の場合がほぼ「スルー」のような対応をしたから
朝日だけというのも難しい。ならば公平に扱うということで今さら新潮や文春の関係者を
引っ張り出すのも無理があります。

しかも幹部辺りはおそらく朝日社内の人権研修会などで講演などもやっているだろうから
そういう縁もあって、攻撃しにくい。
頼みもしないで同和キャンペーン記事を書いてくれる朝日新聞の存在があるから
過去の経緯も算段に入っているはずです。

そこで今回はポイント貸しです。
それも1万ポイントは貸しておく。
しかしこの貸しは分かっているだろうな、というアイコンタクトで
どういう見返りがあるのかは、今後の紙面が反映することでしょう。

もういっそ4~5面あたりを「解放面」にすれば、1万ポイントはチャラかも
しれませんが、さすがにそれは非現実的でオーバーでしょうか。

それからもっと重要なのは、解放同盟が糾弾する対象です。
彼らが糾弾対象とするのは、主に行政、一般企業であって、もちろんメディアも
その対象ではありますが、引き出すものに異なりがあります。
メディアに対する見返りはあくまでキャンペーン報道であって、
本質的な利益にはならない。

一般企業もそれも具体的には、不動産会社、メーカー、建設、交通、
こんなところが核心的利益であって、朝日のようにご丁寧に向こうから
味方してくれる団体を今さら吊し上げたところでメリットはありません。

しかもこれだけ注目されてしまった案件だから
世間の眼もあって、やはり「同和は怖い」という印象を抱かせるのも
得策ではない。
よって糾弾は、システム上は可能だけども、まずありえないと予想します。

ただ世の中、真面目な人や正直者ほどバカをみることがありがちで
熱心な運動家ほどフラストレーションがたまっていると思います。
この辺りはとても気の毒です。
それにしても橋下市長の異常な勝負強さには舌を巻きました。
同和と言えば無抵抗になる朝日を引っ張り出して土俵に乗せるという
やり方はもう天才的としか言いようがありません。
いずれにしてもしばらく橋下批判は低調にならざるをえないでしょう。
道州制だとか、TPPだとかあるいは維新の議員のレベルだとか
橋下マターならやるべきことはたくさんあったのに。

*道州制といえば同和取材を通して問題点を感じたことが
あったので別の機会で書きたいと思います。
[ 2012年10月22日 21:02 ] カテゴリ:同和問題 | TB(0) | CM(2)

週刊朝日報道についての考え2

橋下徹大阪市長の出自に関する週刊朝日10+件の連載を巡り、橋下氏が朝日新聞の取材を拒否している問題で、同誌を発行する朝日新聞出版(東京都中央区)は19日、連載を中止すると発表した。朝日新聞出版は「同和地区などに関する不適切な記述が複数あったことを深刻に受け止めた」とし、連載を1回目で打ち切る異例の対応をとった。親会社の朝日新聞社も同日、「深刻に受け止めている」とのコメントを発表した。

 週刊朝日10+件の河畠大四編集長はコメントを発表し、「連載の継続はできないとの最終判断に至りました。橋下市長をはじめとした関係者の皆様に、改めて深くおわび申し上げます」と謝罪、「全責任は当編集部にあり、再発防止に努めます」などと釈明した。朝日新聞社広報部も「当社から08年に分社化した朝日新聞出版が編集・出版する『週刊朝日』が今回、連載記事の同和地区などに関する不適切な記述で橋下市長をはじめ、多くの方々にご迷惑をおかけしたことを深刻に受け止めています」とコメントした。

 記事を執筆したノンフィクション作家の佐野眞一氏は、朝日新聞出版を通じコメントを発表。「記事は『週刊朝日』との共同作品であり、すべての対応は『週刊朝日10+件』側に任せています」と説明し、「記事中で同和地区を特定したことなど、配慮を欠く部分があったことについては遺憾の意を表します」とした。

 記事は同誌が10月26日号で連載を始めた「ハシシタ 奴の本性」。橋下氏は、特定地域を「被差別部落」と名指しし、橋下氏の人格否定につなげていると問題視。19日には、同誌が次回11月2日号に掲載する「おわび」の内容を見て、朝日新聞への取材拒否を解除するかどうか判断する考えを示している。【津久井達】
http://mainichi.jp/select/news/20121020k0000m040075000c.html



●雑感
こう言ってはなんですが、とても国内最大の報道機関の対応とは思えない結末です。
ぶっちゃけた話素人臭いというのか。
他に例えようがないのですが、スキーの初心者がとりあえず装備だけ揃えて
いきなり直滑降コースか国体コースで滑ってそのまま谷底に落ちて行ったというか。
オールラウンド系のサークルの大学生が
「オレ、バーボンのストレートしか飲まないんすヨ」みたいにいきがって
飲んだらゲーゲー吐いた、これも違うなあ。

しかも「遺憾」って政府答弁じゃないんだから反論なんていくらでもできたのに。
こういう回答を見るとやはり新聞社やテレビ局とは、準公務員というか
一種の官僚機構という気がします。

●問題の本質部分

朝日サイドの弁を見ると、地区名や地区所在地を匂わせたことを問題視したようです。
これは本当に大違いだと思いますよ。
問題の本質は
社是や政治的立場、主張が異なる政治家に対して政策で論争を
ふっかけるのではなく出自をタテにして
批判するという安直な編集方針が問題なんです。

裏返すと政策論争では橋下に勝てないから、だから出自や家系を
持ち出すしかないのでしょう。
これに対して本来、人権派とか左派の文化人が真っ先に声を挙げるべきだと
思いますが、そうした意見はまるで聞かれません。

つまり橋下ならばいい、と。アンチも多いから許されるだろうと。
だからこんな「ハシシタ」なんて面白くもなんともない
センスのかけらもないタイトルができるのです。
アンチからすれば「よう言うた!」と喝采を挙げた企画でしょうけど、
二度と人権とほざかない方がいいですよ。
改めてアンチ橋下の品のなさが浮き彫りになりました。

これ前エントリーの繰り返しになりますが、もし自分たちの政治理念や社是に
合致した政治家の出自や生い立ちの暗部を明かすことがありえたでしょうか。


ただ地区を明かしたことについてですが、この件については何ら問題はないと思います。
同和地区の公開と秘匿。これは同和行政と部落解放同盟を検証する上でとても重要です。

特に解放同盟の幹部の講演を聞くとそれがよく分かります。
中でも注目している人物が北口末広近大教授、解放同盟大阪府連執行委員長の発言です。

初めて彼の講演を聞いたのは09年2月の人権啓発研究集会でしたが、そこで
「部落差別をなくすためなら地区を調べてもいい」
とこんな話をしました。
当時はこの人、ナニを言ってるんだろうとしか思っていませんでしたが、実は
これほど重要な発言はありません。

つまりかつては解放同盟も機関誌でごく普通に地区名を掲載して、また各地区も
同和事業で施設などを「勝ち取ったもの」として堂々と記念碑を建てたり
記念誌を作っていました。つまりその時代は公開が普通だったのです。
なぜかというと公開しないと地区指定を受けられないから。

じゃあ事業も終わった同和地区という事実だけ残ったという今の時代になると
都合が悪いから隠せ、と。

でも昔、堂々と明かした過去があるからそれじゃ齟齬が生じるから
出てきたのが
「部落差別をなくすためなら地区を調べてもいい」
というムシのいい考え方です。
これを分かりやすくいうと解放同盟やその仲間たちが何らかの事情で地区を明かすことは
問題ないが、一般住民や行政が明かすことは許されないという風に
通訳できます。

仮にそこいらの不動産会社の人が心斎橋あたりで
「八尾の安中に部落があるでー」と叫んだら、その人は次の日、仕事を失います。
ところが北口氏が同じことをやっても別に何もありません。
むしろ「センセのことやから何か意味や意図があったんちゃうか」程度でしょう。

要するに差別か否かのジャッジはみな運動体や差別と感じた方に
委ねられるのが日本の「人権」のあり方だと考えます。

だから朝日サイドもそもそも新潮と文春に似たような記事が掲載されている上に
地区が掲載されたのが問題というならば、解放新聞や大阪市人権協会の記念誌に
ばっちり同和地区が掲載されていると言えばいいだけ。
これを言われたら橋下市長も反論できなかったはずです。
むしろこれを言われたら橋下氏の方が困るのであって、
「反体制なオレ」を演出したいならばこういうアプローチの方が良かったと思います。

●地区名を特定したことについて

さらに地区名を書いたことが問題だとするならば、同和事業、または解放同盟の
存在そのものが否定されますよ。例えばこの記事

糾弾ビジネスの正体見たり!総力取材 「同和と企業」解放同盟に狙われたエイブルとパナホーム
http://soukeidehanaika.blog2.fc2.com/blog-entry-288.html

では滋賀県野洲市で起きた糾弾ビジネスの実態を書いています。
ここでは野洲市の和田地区という同和地区が舞台になっています。
和田地区には解放同盟の和田支部があるのだから、その時点で
「地区の存在」が判断できるし、旧隣保館の野洲地域総合センター和田集会所も
http://www.city.yasu.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/r042RG00000484.html
この通り条例でばっちり掲載されているのだから、地区の掲載の有無は
はっきり言って何の意味もありません。

もしそれでも「歴史的な背景を鑑みて同和地区名を出すことは不謹慎」
と言うならば、そもそもそのような差別につながる
事業を実施し、地区指定をした国とその事業の
受け皿団体になった部落解放同盟に文句を言ってください。


●週刊朝日側にも1%同情できる点も…

とは言え多少ながら週刊朝日側にも同情しうる点があります。

例えばの話。

学校に凶暴で喧嘩がものすごく強い3年生の「番長」がいたとします。誰もが恐れる番長。
そこに喧嘩も気も弱い1年のA君がいました。ところがこのA君はなぜか
番長をいじったり、からかったりします。
同じように喧嘩も気も弱い同級生のB君がそれを見て
「ボクも番長、いじれるんちゃうか」と
思ってしまいました。そこである日、B君が番長をからかったところ
ボッコボコにされてしまいました。

実はA君は番長と同じ集落に住み、幼馴染でお兄ちゃんのようなもの。
彼が番長に遠慮なかったのはこうした背景があったのです。
B君はこのことを知らなかったので、ボコボコにされてしまいました。

これを同和問題における相関図とどう置き換えるかは各自の判断にお任せします。

要するに何が言いたいかというと、同和を批判(いじる)するのは
ともに出自(集落)を同じくする者、あるいは差別と感じる側が
認めた者という一定のルールが存在することです。

週刊朝日がいわばこの番長ルールを知らなかったとは思えません。
ただ新潮と文春の「いじり方」があまりに豪快だったから
週刊朝日も「大丈夫だ」と錯覚してしまったのでしょう。
ワキが甘いとは思いますが、このルールは、いつどこで発動するのか
なかなか分からないもの。この点においては週刊朝日に同情します。


もう少し言うと
北口氏が言った「部落差別をなくすためなら地区を調べてもいい」
というのは、その筋の作家や運動家がルポや記事を書くときに
万一、地区に触れざるをえない時のために「含み」を持たせた
わけで、その言に沿って言えば”その線”の人に書かせれば
良かっただけの話なんです。

すると橋下側も「番長ルール」が発動するから沈黙せざるをえません。
それでなくても大阪市人権協会の50年のあゆみを会見場に持ち込めば
その時点で話は「終了」だったから、準備不足感も否めないところです。


まあとは言え朝日新聞に限らず日本の報道機関の人に
こういう話をしても絶対に理解してもらえないでしょうね。
この人たちって一億年後にもう一度、ハシシタ報道の何が問題だったか聞くから
その間、よく考えてねと
言って、一億年たったさあ答えてください、となっても
「あ、あの~同和地区を書いたことが問題でした。遺憾です」と
言いそうですね。

[ 2012年10月20日 02:24 ] カテゴリ:同和問題 | TB(0) | CM(0)

週刊朝日報道についての考え

朝日新聞の100%子会社・朝日新聞出版が発行する「週刊朝日」の連載「ハシシタ 奴の本性」を巡り、橋下徹大阪市長が朝日新聞と同社系列の朝日放送の取材に応じないと表明した問題で、朝日新聞出版は18日、河畠大四・週刊朝日編集長名で、「同和地区を特定するような表現など、不適切な記述が複数ありました。橋下市長をはじめ、多くの皆様にご不快な思いをさせ、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。差別を是認したり、助長したりする意図は毛頭ありませんが、不適切な記述をしたことについて、深刻に受け止めています」との謝罪コメントを発表した。
http://news.livedoor.com/article/detail/7058122/



この一件なんですが、あまりに不可解です。
そしてメディアのあり方とまた同和の報じられ方について改めて疑問を感じました。
そもそも橋下市長の出自についての報道は、作年の『新潮45 11月号』に掲載された
上原善広氏の「孤独なポピュリストの原点」が発端でした。
その後、週刊新潮、週刊文春が「孤独なポピュリストの原点」を踏襲した内容の記事を
掲載しました。

それで今回の「週刊朝日」の記事、「ハシシタ 奴の本性」についてですが、内容は
はっきり言って「孤独なポピュリストの原点」の二番煎じのようなもので、
むしろ今さらなぜこの内容をやるのか理解に苦しみました。

もし今、橋下批判記事を掲載するならば、維新の内情、人脈、それからみんなの党との
再連携の裏側だとか、他にもやりようがあったと思いますし、知りたいという人は
多かったのではないでしょうか。
それがあえて同和ネタを扱う。しかも過去、散々同和万歳記事を書いてきた「朝日新聞」の
弟分とも言うべき週刊朝日の記事だから驚きです。

週刊朝日側の当初の思惑を邪推すると第一に考えられるのは
「ジャーナルしちゃった」というか「タブーに挑んじゃいました」的なメンタル。
台風の時に少年が防波堤に高波を見に行くような感じでしょう。

それから新潮と文春がすでに同様の話を報じても問題なかったから
「俺たちもOKじゃね? しかも大御所の佐野さんだし」
といったところでしょう。

しかしそれはあまりに安直というものです。
まず前回の新潮と文春の報道のその後を整理してみましょう。
http://www.bll.gr.jp/guide-seimei20111128.html

これは部落解放同盟中央本部の抗議文ですが、いずれも週刊新潮、週刊文春宛てに
送付されたものであって、元ネタである「新潮45」は対象になっていません。
当時、取材したところその理由は
「週刊誌の場合、部数が多く拡散性が高いため」
そんな理由でした。
しかしこれはおかしいです。「出自を暴く」ことと「特定の地区名」に触れる
ことが問題であれば、1部であろうが100万部であろうが関係ないはずです。
おそらくは出自をカミングアウトしている上原氏の記事だからというプレミアも
起因していることと思われますが、どうあれ不可解な対応であったことは否めません。
また橋下市長の対応も部落解放同盟と似たようなもので
「あのクソ文春が、バカ新潮が」と週刊誌側を攻撃するも、「新潮45」については
特にふれていませんでした。
「バカ新潮が」という中に「新潮45」も含んでいるという反論も成立すると
思いますが、あの当時の橋下氏の言い方は週刊新潮が矛先という印象でした。

本誌、月刊同和と在日でもこの一件について私淑している解放運動家の方に
インタビューをしてみました。

(参考)
●特集・「橋下徹」新潮―文春報道を考える
・スペシャルインタビュー「地元の解放運動家はどう見たか?」
http://atamaga.jp/dz13
http://p.booklog.jp/book/39654
https://market.android.com/details?id=jp.atamaga.dz13

この時にとても印象的だった意見として
「書くならやれ、と。その代わりに橋下さんには子供もいるから不愉快な思いをするかもしれない。
その責任は取れるのか。そこまで考えてやったのか?」
というお話でした。
そこをいくと週刊朝日の場合
「同和地区を特定するような表現など、不適切な記述が複数ありました」と
謝罪をしているわけです。
これも何を今さらという話で、その前提で掲載したのだから、最初から
扱わなければいいじゃないかと思います。

●ではなぜ橋下氏は「週刊朝日」に怒ったのか?

そもそも前回の新潮ー文春報道が橋下市長にとってマイナスだったでしょうか。
個人的にはあの壮絶な過去から名門の北野高校と早稲田大学に入学してそれで
弁護士になるなんてすごいなあと思いましたし、おそらく多くの大阪府民の方も
そういう受け取り方をしたのではないでしょうか。

さて一方の週刊朝日です。
本日18日の記者会見「人権問題と報道の自由について」でもかなり激しい口調で
朝日新聞と週刊朝日を批判しています。
http://www.ustream.tv/recorded/26233118
ここまでの強い姿勢は、新潮―文春報道では見れませんでした。

1:09:50
あたりから前回の対応と今回の対応の違いについて質問がありましたが、
橋下さんの説明は十分ではありません。

「あのときは選挙前で~」というのもちょっとお茶を濁したという格好です。

何がどう違うのでしょう。
おそらくですが、大阪府政―大阪市政下において「天敵」とも言うべき
朝日新聞を攻撃する格好のネタにしたのではと考えます。
橋下市長に対して批判的な朝日新聞に対して、「ハシシタ 奴の本性」を
きっかけに攻撃しよう、と。
そんな思惑を感じます。
でなければ、新潮―文春はOKで、朝日はNGという理由は成立しないはずです。
この点は橋下市長の狡猾さでしょうし、この矛盾について橋下さん自身も
たぶん明確な回答はできないと思います。

ただこうした矛盾を差っ引いても橋下さんに対してある種の同情心もあります。
というのは、例えば野中広務さん、元官房長官ですが、この人の場合は
被差別部落出身ということを公言した人物でした。

では仮に野中さんがカミングアウトしていない状態で、出自を暴くような記事が
掲載されることはありえたでしょうか。
絶対にありえないことと思います。
もちろん野中さんが現役の頃とは時代背景もまた解放運動の勢いも違いますから
一概に比較はできませんが、野中さんに限らずその他の政治家でもここまで
暴露される記事は掲載されないはずです。
別に例を挙げると仮に民主党の白眞勲参議院議員が通名で政治活動をしてきて
韓国籍名を伏せてきた、ということだったらどうか。
それで実は在日コリアンだったといった報道がありえるのか。
これもちょっと考えにくいような気もします。

ならなぜ橋下市長は血脈、出自を暴かれたのか?
それは「橋下徹だから」という説明しかつきません。

タレント弁護士としても成功して、府知事、市長になって今や日本維新の会を率いて
政局まで左右するようになった、と。人生ゲームでも
ここまでの成功を収めることは難しいでしょう。
これだけ注目度の高い政治家は近来、滅多に
いないから当然、ゴシップの対象にはなりえる。
しかもそれが保守反動の権化のように批判され「ハシズム」などと言われるような
人だから、普段は「人権」と叫ぶ人も容認してしまうというのか。

もしメディア全体で「公人だから許される」という論法が成立しえるならば、
これから先、それがどんな対象であっても実行されなければなりません。
橋下だからOKで、その他はご法度というのはフェアではないと思います。


●これから朝日はどう動く?

ではこれを受けて朝日グループはどう動くのか。

本当なら「ハア?」で済む話だと思いますが、同和が絡む以上、そうもいかないでしょう。
常套手段ならばこうなります。

次号で
「長年の取材活動の中で数々の部落差別を目撃してきて、その問題提起として
橋下徹という稀代の政治家のフィルターを通して、部落の真実を描きたかった」
みたいな完全に方向性も本来の趣旨も百万光年の彼方にふっとんだ
記事が掲載されるでしょう。それで一応、終わり。

その次に韓国―中国方式というやつで、批判の矛先そらしの意味で
別の敵を作る、と。具体的には自民党幹部か維新関係者あたり。

それで同時並行で朝日新聞大阪版紙面において
「特集 土地差別と部落」みたいな連載がスタートする。

例えばこんなイメージ。

府内の高校に通うエミ(仮名)はあの日のクラスメイトたちの視線を一生忘れない。
エミに注がれる眼、それは差別と偏見に満ちたものだった。
「ウチ同和地区に住んでんねん、と親友A子に話したんです」
エミにとっては過酷な告白だった。しかし親友と思ったクラスメイトの反応は予想もしない
ほど残酷なものだ。
「それからA子も急に冷たくなって…。クラスの子らもみんなウチを笑っているような気がして」




一方、週刊朝日では、例えば村崎太郎さんや栗原美和子さんのような人の
ロングインタビューが掲載される。そして朝日新聞出版から関連書籍が発行される。

これで一応の手打ち。

ただ本当に腹立たしいのが、結局、この記事によって
やはり同和問題とはタブーであることが印象付けられてしまったことです。
しかも今なお根強い差別が存在する、そんな言質を
与えてしまったようなもの。

「タブーに挑んじゃいました」的なメンタルと最初に書きましたけど、
これって本当に誰も得しない話で、また同じことの繰り返し。
時計の針を戻したような印象です。
しかも朝日新聞も今後、しばらくは橋下批判をトーンダウンせざるえない。
本当に誰も得しない結果が待っているでしょう。


*余談ですが、本誌「月刊同和と在日」につきましては、これからも同和地区名は
当然のように実名で報じていきますし、公人である限りはいかなる情報も
伝えていこうと思います。
[ 2012年10月19日 00:59 ] カテゴリ:同和問題 | TB(0) | CM(2)

東京六大学野球血風録1「稲葉篤紀は優勝請負人なのか」

栗山監督に続いて5度宙に舞った日本ハム・稲葉は「僕が引退するみたいだからやめてって言ったんだけどね」と言いながら、笑みが止まらなかった。

 今季は4月28日の楽天戦(Kスタ宮城)で史上39人目の通算2000安打を達成。その後も通算1000打点、400二塁打、250本塁打など節目の記録をクリアしながらチームの勝利に貢献。北海道移転翌年の05年にヤクルトから移籍して以来、チームの顔として先頭に立って全力プレーを心がけてきたベテランは「2000安打して優勝、というのが理想だったから」と振り返る。

 ヤクルトで野村、若松、日本ハムでヒルマン、梨田に続いて栗山監督。仕えた5人すべての指揮官を胴上げした稲葉は「監督の言うことを聞いていれば勝てるという1年間だった。(監督には)もっともっともっと泣いてもらいますよ」と日本一も譲らない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121003-00000071-spnannex-base



2000本安打を達成し、日ハム優勝の原動力になった稲葉篤紀外野手。
記事にある通り、指揮下にあった監督を全て優勝させたことも輝かしい実績を彩りました。

しかし大学時代から稲葉選手を見ていると、まさかここまで活躍されるとは思いもよりませんでしたし、
それに実はアマチュア時代「優勝」とはなかなか縁のなかった選手でした。

東京六大学にあって他校からは「飯田橋体育専門学校」(略して「言いたい放題」)、「振り向けば日大」
などと揶揄される法政大学にとって、「野球」とは六大学中で最も威勢とプライドを保てる
競技でした。ある意味、大学スポーツにおける花形競技は「ラグビー」だと思いますが、実はこの大学が
全国選手権の初優勝校ということはあまり知られておらず、もはや「古豪」という称号も聞かれなくなりました。
だからこそ野球に注がれる期待はより大きいものになりますが、この時期は本当に暗黒時代と言っても
いいでしょう。

私は93年入学でしたが、この年の大学新聞などの特集で、
昨年度は、法政史上初、六大学野球優勝を経験していない
卒業生を出した、と言われていました。
もちろんこの時代でもプロ野球選手は輩出していますが、こと優勝はとても縁遠い状況でした。
確かに上位には食い込むものの、全勝対決で優勝争いになると必ず負けるというのはこの時代の
パターンだったと思います。
その理由として一つには監督の力量も起因していたと思われます。山本泰監督、この方は球界のドンと呼ばれた
鶴岡一人氏の子息で稲葉選手が3年まで監督をしていた人ですが、お世辞にも采配が上手いとは思えませんでした。
突然、代打、そしてバントをさせるなど意味不明な指示などは、学生席から失笑が漏れたほど。
なにしろ93年の秋季リーグでは、確か39年ぶりに東大に勝ち点を許すという有様でした。
甲子園経験者を集めたセミプロ集団が、体育会とはいえ単位取得に容赦がない秀才集団に
負けたのだから、衝撃的な出来事です。

この年代の印象的な選手は、副島孔太(元ヤクルト)、真木将樹(元近鉄)
愛工大名電時代のイチローと同期の深谷篤、元横浜ベイスターズの鈴木尚典の弟、鈴木章仁などなど
多士済々。

プロには行かなかったけど好きだったのは、 大崎満雄さんと言うピッチャーで93年の春季リーグ、
対明大戦の熱投は今もOBの間で語り継がれています。あと「変わった打撃フォームの選手がいる」と
いうことで評判になった根鈴雄次(米独立リーグ)も印象に残っています。

さて稲葉選手はユニバーシアードの四番を務めるなど、有名な選手ではありましたが、
もう一つ凄さを感じませんでした。
なにしろ通算の本塁打が二けたに到達しておらず、当時、3番を打っていた萩谷之隆さんは
通算10本を記録しており、萩谷さんの方が上の印象でした。

稲葉さんの最終学年である、94年秋季リーグ。この年から監督がアマチュア野球の大御所、山中正竹氏に
代わり、多少復調の兆しが訪れました。そしてピッチャー真木の活躍もあって、最終戦の明治戦で
2連勝すれば優勝ということになったのです。
1戦目に勝って迎えた2戦目。確かピッチャーは現中日の川上憲伸だったと思います。
リーグ屈指の投手で、何度も法政の前に立ちふさがった川上。
法政は、萩谷の本塁打で先制するも逆転されてしまいます。1-2で迎えた8回、バッターは稲葉。
そして見事な流し打ちの2塁打。4番としての意地を見せた一打でした。

続く5番キャッチャーの和田が送りバントで代打、 伊藤大輔。
伊藤選手はとても勝負強い打撃で定評がありました。
この伊藤がレフト前ヒットで稲葉を返し、同点。試合は延長へ。
迎えた12回表、このまま引き分けでは優勝は逃すという場面で、内海という内野手が劇的な本塁打を放ちました。
そして3-2で明治を破りついに平成1年春以来の優勝を果たしたのです。

結局、全国大会である明治神宮野球では、一回戦で東亜大学という大学に2-0であっさり破れ
稲葉さんの大学での野球生活は終わりました。

プロで2千本安打を記録され、輝かしい球歴を持つ稲葉選手ですが、
私にとってはあの明治戦の2塁打こそが、かけがいのない一打として記憶に残っております。


次回、東京六大学野球血風録は
●早大応援団、丸刈り事件
●明治大学ジョディ―・ハーラーとはなんだったのか?
●立教大学、もう一人の四番・長島
こんなことを考えています。
[ 2012年10月10日 22:28 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

「これから先同和地区」は差別落書きか?

2012y10m03d_005332817.jpg
















(出典:一人ひとりが輝くために)

「人権週間」が近づくとなぜか差別落書きが増えるという法則についての真相を解くカギも
なければまた詮索するのも野暮というもので、あくまでウオッチにとどめるようにしています。

具体的に差別を提示してみてくださいというと
「ほれみろまだ落書きがあるやないかい」という運動家の
罵倒ももう慣れっこではあります。

ところでこの落書きというのも割と考えさせられるものがあって、その一つが
これです。

「これから先同和地区」

なんとも言いようのない落書きなんですが、同特法下における国の事業の対象地域なのだから
それを明示すること自体、別段問題はないように思えます。
これは結構、誤解されているけど被差別部落=同和地区ではないことを理解していないと
いけません。地域によって同和地区指定を返上、または拒否した地域もあるわけです。

堂々と地区指定を受けて、インフラ整備をしたことの記念碑を建てた地区もあったり
するわけだから、「これから先同和地区」という落書きがどれくらいの深刻さを
示すのか分かりません。

ならばそもそも差別の対象になるような指定をしなければいいだろう、という
疑問もこの国では許されないのが現状です。

写真のおそらく自治体の職員と思しき人が巻き尺を持って
いますが、ひとたび差別落書きが起きるとこうやって写真を撮ったり、
サイズを測ったり、あるいはトレースペーパーみたいなもので
写したりします。それで自治体職員や解放同盟の面々がズラリと
集まり対策会議を行うと。

他にやることがないのか、と思いますがそれも禁句です。


120926_2145~02


[ 2012年10月03日 01:30 ] カテゴリ:同和問題 | TB(0) | CM(0)
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