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だが待ってほしい早計ではないか通信(フリーライター三品純)

週刊誌、月刊誌などに寄稿した記事の 補足、追加取材ブログです。 ネットと雑誌メディアの融合を目指します。
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アイヌレポート近日中に発刊します

たぶん過去、同和取材より時間も金をかけてアイヌ取材をしました。

左派にありがちな当事者の主張をそのまんま載せるものではなく
右派にありがちな当事者への取材なしの演説集でもなく
おそらくアイヌに関わる主要な人々には全て取材をしました。

今回はご無理をいって阿部ユポ札幌アイヌ協会会長兼北海道アイヌ協会副理事長を
はじめとするアイヌ団体の幹部、有識者の方にもお話を聞くことができました。

同和も在日団体もこうした幹部の人が取材に応じてくれたことはただの一度もありません。
しかしアイヌ団体の方々は受け入れてくださったことに感謝します。

またのりこえネットでも活躍されている石井ポンぺ氏とはサンマの塩焼きを肴に
アイヌ酒で激論を交わすという貴重な経験ができました。
これも感謝です。

全く考え方が違うけども、思想や主義主張の違いで相手を拒絶する団体や
保守派の人たちとは大違いだと思いました。

●アイヌはなぜ創価学会が多いのか?

当初、非常に戸惑ったし全く点と線がつながらない話でした。
しかしアイヌ幹部の人たちの話を聞いて、得心したというか
答えは異常にシンプルなものでした。
難しく考えすぎて足元の答えを見つけられないということはよくあるけども
本当になーんだという話でした。

●アイヌはどう定義されるのか。何をもってアイヌとするか。

むしろこちらの方がまだ「X」が多いですが、現状の答えとしては
たぶん最もベストな回答を用意できると思います。
不遜な言い方かもしれないけど、すでにこちらが把握している情報や内情は
おそらく市町村の担当者すら知らない、理解できていないと思われます。
(というよりも『先駆者の集い』を知らないという自治体の担当者も多かったから
その時点でもう程度のほどは分かるかもしれませんが)

●アイヌと同和

アイヌと同和はまるで兄弟のようなものです。
腹違いの兄弟と言うのが適切でしょう。

あるアイヌ団体の幹部はこう言いました。
「うちは解放同盟とは関係ないからな。そう書くなら取材には応じないぞ」

これもすごくお気持ちは分かりますが、各支部はともかくアイヌ全体、アイヌ政策全体で
言えば同和と関係が大ありです。

●自民党とアイヌはベッタリ

保守派の方々。
絶対にアイヌを批判しない方がいいですよ。
御自分たちが信奉する政治家さんたちの名前がじゃんじゃん出てきます。
なにしろ安倍首相もアイヌ政策はやる気満々です。
そんな安倍首相を支持する保守派の人たちは人権的でえらいなあ。
さすがです。
まあ何を保守されとるか知らんけど頑張って保守ってください。

というようなことをレポートします。
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[ 2014年09月29日 23:07 ] カテゴリ:人権・平和 | TB(0) | CM(9)

アイヌ就職促進資金融資制度は事実上の給付金

面白いことに人権派という人たちは声が大きい割に同和、在日にしてもアイヌにしても
現場、または運用されている制度をほとんど知らない。要するに「人権擁護」という概念だけが
先走りして、付随する問題点を知ろうとしない。また「知る」あるいは「調べる」スキルもない。

これは驚くのだけど給付金と貸付金の区別もついていない人がいるから驚きます。

アイヌ事業では奨学金をはじめ生活資金、住居資金、就職支援制度、風呂場補助など多岐に渡ります。
その中の一つ「就職促進資金融資制度」を紹介します。

同制度は就職すると世帯主の場合、上限が20万円、単身者の場合は15万円の貸付制度があります。
利息は年1・5%で担保や保証人は不要。
利息の中に「信用保証料」が0・5%と入っていますが、この利率にどれだけの信用保証の意味が
あるのか分かりません。
(アイヌ地区住民という表記にもまたツッコミどころはあるけどまあここでは割愛しましょう)

条件はハローワークを介して就職した人を対象に貸付られます。

制度上は一応、貸付制度の体をとっていますが、ここには条件がついています。

返済免除としてこうあります。

「就職先の事業主に就職後1年を超えて引き続き常用労働者として雇用されている場合は貸付額が
免除されます」


つまり一年間働いたら「チャラ」というわけで、実質の給付金になっています。
逆に世の中、頭を下げてももう一年働かせてほしいと思っている人はたくさんいるでしょうね。

例えば本当に日々、鮭や熊をとって暮らしている人が一般企業に就職しようというならば
まだ分からんでもない制度です。しかし日本語を普通に話し、
日本の学校に通い、普通の住居に暮らしているにこの給付金がどれだけの意味があるのか
理解に苦しみます。

中には本当に困っている人もいるでしょう。しかしそれはアイヌだから生活苦なのか、それとも
別の事情があるのか。こうした制度は出自よりも、実際の生活状況に照らし合わせて
実施すべきではないでしょうか。

もし民族の誇りというものがあったら、忌み嫌う倭人の制度に死んでも
頼りたくないと思いますが。同和、在日、アイヌの共通点として行政から何らかの制度、権利を
勝ち取ることが「誇り」になっている。このメンタルは普通に暮らしている者からすれば
なかなか理解できません。

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[ 2014年09月17日 18:24 ] カテゴリ:人権・平和 | TB(0) | CM(2)

アイヌの業界紙『先駆者の集い』

よく業界紙の世界で「視界に入ったものすべてに業界紙がある」と教えられます。
それは組織・団体も同じで朝鮮新報、民団新聞、解放新聞があるようにアイヌにも
専門紙『先駆者の集い』があります。

基本的には専門紙でなおかつ団体のPR紙だから記事内容としては
はっきり言って大本営発表です。
上記団体の新聞は要約すれば「権利と金をよこせ」「天災、紛争、飢餓、貧困、世界の不幸は
全て日本人のせい」という話が延々と書かれているだけで
内容的にはそれ以上、それ以下でもありません。
先駆者の集いも、まあたいがいその類のものです。

ただいずれも大本営発表ではあるけども、彼らにとっては常識でも社会にとっては非常識な案件が
さらっと書かれているので取材源としては非常に貴重なのです。

さて先駆者の集いが面白いのは自身にも都合が悪い話がそこそこ
書かれていること。これは他の新聞ではほとんど見られません。

特に貸付金の返済を促す記事はたびたび掲載されています。
よほど深刻だったのでしょう。

「借りたものは返すという社会ルールに立ち返って頂くこと」というのが
ちょっと面白いというか可愛らしい。同和事業なんて返済どころか
むしろ逆ギレで済ませるところが、アイヌ団体は一応、このようなアナウンスを
するところに律儀さを感じます。

と言っても平成20年代に入っても奨学金や貸付金の焦げ付きや延滞問題が起きているから
こうしたアナウンスは無駄に終わったのかもしれません。


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[ 2014年09月16日 16:25 ] カテゴリ:人権・平和 | TB(0) | CM(2)

ウリナリズムとアイヌ

韓国人が物や文化物などを自国の起源とするいわゆる「ウリナリズム」。
これはアイヌにも見られるものでした。アイヌ事業は同和特別措置法に準拠する形で
施行されたため、行政的には同和とそっくりです。しかし主張はむしろウリナリズムに
似ていると思いました。

自分は同和や在日に対して当事者ではないがシンパシーを持ってコバンザメのように
活動をしている人を衛星活動家と呼んでいます。もちろんアイヌにおいても衛星活動家は
たくさんいました。

面白いことに衛生活動家は当事者よりも声が大きいし、主張もスケールが大きすぎると
いうのかはっきり言って「ウリナリズム」でした。

例えば日本の文化物の模様は縄文時代のアイヌの遺跡から発掘されたもので
倭人が盗用したとか、縄文人はアイヌ、本州の人はもともとアイヌ、とか
要するに韓国人や在日のそれと同じでした。

それからもう一つこの三者が似ているのは大学です。
同和や在日を出自とする大学研究者のプロフィールを見ると出身大学名は明かされていないが
大学院は京大や阪大と書かれている場合があります。
アイヌも同じです。北海学園大学2部から国立大院に進学するパターン。

もちろん本人の努力はあるかもしれないけども、北海学園の2部という痛い経歴から
北大への二階級特進が果たして「正規のルート」であるのか分かりません。
結論から言えばある種の力学が働いているのですが、それはまた別で
紹介したいと思います。

さて同和や在日を出自とする学生への優先枠を持っている大学はいくつかあります。
もっとも有名なのが四国学院大学、桃山学院大学、龍谷大学でしょうか。
アイヌについてはとりあえず四国学院大学と龍谷大学で実施されていました。

それでよく見るとアイヌ枠もあったのが興味深いところでした。
アイヌ奨学金で面白い話があって、ある大学の通信教育に入って数ヶ月で
退学してそのまま数十年間、奨学金を受給するというパターン。
これが王道的なやり方だとか。
役所の担当者は社会人学生と取り繕うのだけども、その必死さが
逆にこの問題の深刻さを感じました。
まあ「アイヌもいろいろ」というのだから、大学15年生がいても
世の中、不思議じゃないでしょうけども。

アイヌ民族として出自の自覚を持つ者。現在地は問わない

「自覚」とは何を意味するのかもう一つ彼らの言うところの
アイデンティティや自覚が分かりません。

申し訳ないけどその自覚はアットゥシを着込み北海道庁に要求を迫る程度のものなのか。
だったらすごくさもしい民族だと思います。
倭人に土地を奪われた、民族性を奪われた、と訴える一方でその倭人の政府に
すがるその様は民族の誇りと言えるのかどうか。

またなんでもアイヌ証明書なるものがあるそうだけど、ではそれはどのように
作成されるのかというと、戸籍謄本を調べているそうです。

友好団体の人権屋さんは戸籍謄本が差別の温床と訴えておられますが、
という疑問の投げかけはとてもムダな作業でした。

お友達の解放同盟が戸籍は差別だ、と訴えてところがその戸籍の記載がアイヌ事業を
受けるための条件になっているのが不思議です。

中には安政時代(江戸時代)に戸籍謄本があってそこにアイヌと書いてあるという超理論も
耳にしました。しかしその超理論も通用するから面白い。
同和や在日でも超理論はあるけども、アイヌの超理論は縄文時代にまで
遡るからアイヌ版「ウリナリズム」は時空を超えた壮大なスケールなのです。



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[ 2014年09月16日 10:20 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

税金ありきのアイヌ工芸品 布きれ1枚90万円也

解放同盟は自分たちの利益を訴えるときにゼッケンを着込み役所を取り囲み
「石川アニは無実だ」と叫びます。するとなぜかハコモノができます。

在日は北朝鮮からテポドンが発射されると必ずチョゴリが切られたと訴えます。
通勤時の電車の中で朝鮮学校の女子生徒のチョゴリが刃物で切り裂かれたと。
どう考えても不自然な状況だけど、誰も反論することはできない。

アイヌは伝統衣装を着込んで役所に交渉を求めます。

この人たちはいつもこのパターン。能書きはいろいろたれるのだけど
要するにテポドンふっとびゃチョゴリが切れる作戦で、またそれが
通用するのが日本社会。
行政、政治家、そして住民が反論できないことを知ってこうした活動を続けてきた。
戦後その繰り返し。いずれも人権問題がはらんでいるし、またヤーさんが絡むから
公然と批判できない面がありました。


さて同和も在日に関連する事業が先細りする中で最後に残るのがアイヌ事業。
今後もより手厚く行われると推測します。
今、札幌市役所と札幌駅でアイヌの伝統工芸「タペストリー」が展示されています。
(写真左)

タペストリー5枚の製作費と展示にかかる費用は合計1500万円ということでした。

私は文化的な価値は分かりませんが、タペストリーという布切れに1500万円を
かける価値感は分かりません。
ちなみにですが、写真にあるタペストリーの製作費は約90万円。

1枚が90万円ですよ。

これに90万円の価値はあるのかどうか。

そうするとまた人権ビジネス屋さんが烈火のごとく怒るでしょう。

じゃあご本人がこの布きれを90万円、自分の財布から出して買うかどうかですよ。

買わないでしょ。買うはずがない。
要するに同和なり在日なり、アイヌもしかり
彼らの言うところの文化や創作物は税金でしか成立し得ないものです。
そりゃ電通あたりに依頼したら、アイヌスタイルとかアイヌモデルとか女性誌で
ゴリ押しできそうなものだけども。
いずれにしてもその程度のシロモノってこと。

ただ最近、同和についてはガラクタを売りつけようとしても、もう役所が金がないってんで
今度は企業から巻き上げようとしているのだけども。

ちなみに同時期に北方領土のキャンペーン期間ということで
札幌市役所内にパネル展が展示されていました。

パネル展に札幌市が出した費用は5万円でした。

ところでアイヌ団体が北方領土を放棄しろ、と主張している点に
ついて各自治体の担当者に聞いてみました。

「北方領土はどこの国の領土なのか」と。

ここが面白いもので、はっきり日本の固有の領土と言った職員は一人もいませんでした。

多かったのが「国(日本)が日本の領土と言っているから日本の領土なんでしょうね」とか
「道の方針が日本の領土と言っているから日本の領土」
このように言っていました。

日本の固有の領土である、これで十分だと思いますが。


領土
[ 2014年09月16日 00:12 ] カテゴリ:人権・平和 | TB(0) | CM(0)
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